内科

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当院の内科診療

聴診器の画像

患者様がもっとも適切な医療を受けられるような初期診療を心がけております。

腹痛や頭痛、風邪などの頻度の高い病気など一般内科の診療をしております。
また、他科の専門医による治療を受けたほうが良いと判断したときは、その専門科に紹介をさせて頂くなど、患者様が安心して受診できる環境を整えております。

下記のような症状がある方はご相談ください。

  • 発熱、鼻水、咳、のどの痛みなど風邪症状
  • 下痢、便秘など、お腹の調子が悪い、お腹が張る
  • 胸焼けや吐き気がする
  • 頭痛、胸痛、腹痛がある
  • めまい、立ちくらみ、動悸、息切れなど
  • 肩こり、腰痛、手足の痛み、違和感がある
  • 貧血や疲労感がある

生活習慣病

1933年厚生省にて提案された「成人病」という疾患群(がん、糖尿病、高血圧、動脈硬化)が、必ずしも年齢によらず生活習慣の改善により発症や進行が予防できる事より1996年に呼称が改定されたものです。具体例として、下記症状が挙げられます。

  • 脳出血
  • 高血圧
  • 慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・COPD)
  • 大腸がん
  • 糖尿病
  • 痛風
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 肺扁平上皮がん
  • アルコール性肝障害
  • 高脂血症
  • 歯周病

これを受け「健康日本21」が策定されました。
それにより、以下9つの分科会に分けられ有識者により考案されました。

  • 栄養・生活習慣
  • 身体活動・運動
  • 休養・こころの健康づくり
  • たばこ
  • アルコール
  • 歯の健康
  • 糖尿病
  • 循環器
  • がん

これらの疾病は命を脅かすだけではなく、命を取り留めたとしても生活の質(QOL;quality oflife)即ち健康寿命を損なわせてしまいます。いずれの疾病も初期症状は無いに等しく、いざ発症してしまうと今までどおりの生活が困難なものにしてしまいます。
「全然症状がないから・・・」や「今までも数値が悪いと言われていたから私は大丈夫!」などと思われていませんか?

いずれの疾病も病期(病気の進行度)により対応が変わってきます。
症状がなくとも健康診断を受け、異常を指摘されていれば精密検査を受けることをお勧めします。

漢方外来

当院が漢方を使う理由

漢方のイメージ画像

私も検査をして異常がなければ病気ではない。薬はいらない!としていた時期がありました。しかし症状が取りきれず辛い思いをされている方は決して少なくない事を知り、少しでもそういった方が楽になればと漢方を学びました。さすがに全員とは言えませんが、長年悩んでいた症状が軽くなる方や、中には劇的に改善する方もみられるようなりました。こうなると更に勉強するようになり現在に至ります。
最近の新薬は良質なものも多いですが漢方薬もなかなか捨てたものでは無いとおもいますよ。

漢方はどのような症状に有効なの?

  • 冷え火照りのぼせ
  • 食欲不振、胃腸の不調
  • 更年期障害
  • 風邪(インフルエンザ・鼻炎を含む)

漢方の得意分野としては、以上が代表的なところです。
特に風邪に関してはタイミングが重要なため腕の見せ所です。
「葛根湯は効きませんでした」と仰る方もしばしばいらっしゃいますが多くはタイミングを外している事が多いですね。

漢方についてよくある質問

  • Q どんなときに漢方を使うの?
    A 漢方(東洋医学)は現在「補完医療」に分類されます。すなわち一般医療で症状がとりきれない、一般診療では病気が無いのに症状だけある場合などの時に用います。
    但し、最近では有効性が認められ一般薬より先んじて用いられる処方もあります。
  • Q 効果が緩やか?
    A 確かにそのような薬もあります。しかし急性疾病用の薬もあり、一般薬に遜色ない迅速な効果が得られます。
  • Q 体に優しく副作用がない?
    A 漢方薬も薬です。使い方を誤れば副作用も出る可能もありますし、逆効果なことさえあります。できれば経験のある医師に診察を受けるべきでしょう。
  • Q 漢方は怪しいイメージがあります。
    A 確かに一般医学の方が理解しやすいですよね。
    ただ江戸時代末期までは医学と言えば漢方であり、医者といえば漢方医だったわけです。当時の医師もいかにして早く症状を緩和し、治癒させるかに苦慮していたのです。
    一般医学の有効性は説明するまでもなく明らかですが、日本で培われた先人たちの知恵を完全に否定するのはもったいないのではないでしょうか。
  • Q 漢方は日本のもの?
    A 東洋医学は様々なものがあります。中国医学(中医)、韓方医学、日本漢方(和漢)などが代表でしょうか。
    日本漢方はその由来は中国ですが、その後日本で発達しました。中国でそのまま発達したものを中国医学と言い区別されています。
    この内私が扱うのは日本漢方です。
  • Q 未病とは?
    A 一般診療では病気が無いのに症状だけある状態の事です。「最近元気がなくなんとなくだるいので病院に行ったが異常は無いと言われた」「長年足の冷えが強いので病院に行ったが異常は無いと言われた」などです。