消化器科とは、食道、胃、小腸、大腸などの消化管と肝臓、胆のう、胆管、すい臓の病気を専門に扱う診療科です。
腹部膨満感、胸やけ、食欲不振、胃もたれ、吐き気、胃痛、腹痛、便秘、血便、下痢などでお困りの方、検診で肝機能異常を指摘された方、胃検診や大腸がん検診で異常を指摘された方、胃腸、肝臓、胆のう、膵臓などの検査を希望の方は、消化器科を受診してください。
便秘が続くと、便が腸内に長時間滞留し、水分が吸収されすぎて硬くなることがあります。この状態が続くと、腸内でガスが発生し、膨張感(腹部の張り)や圧迫感また、腹部が痛んだり、違和感を感じることもあります。
また、体全体に様々な不調を引き起こす原因になります。便秘を放置すると、生活の質が低下し、健康に長期的な影響を考慮する可能性があるため、適切な対策を講じることが重要です。軽度の便秘であれば食事や生活習慣の改善が効果的です。まずは遠慮せずにご相談ください。
便秘の原因はさまざまで、下記などが考えられます。
便秘を治療するにあたって生活習慣を改善することが重要です。
睡眠と食事の見直し、水分を多くとるよう心がけましょう。適度な運動や散歩もおすすめです。
また、生活習慣の改善や食事による対策だけでは便秘が改善しない場合に薬物療法での治療を行います。便秘の種類や原因に応じて使用する薬が異なりますので、医師の指示に従って服用しましょう。
過敏性腸症候群(IBS: Irritable Bowel Syndrome)とは、腸の機能障害による慢性的な消化器症状を特徴とする疾患です。
主な症状には、腹痛、腹部不快感、便通の変化(下痢や便秘)などがあります。症状は個人によって異なり、ストレスや食事によって悪化することがあります。原因は完全には解明されていませんが、腸の運動や感覚の異常、脳と腸の相互作用の乱れなどが関与していると考えられています。治療は症状の管理が中心で、食事療法、ストレス管理、薬物療法などが用いられます。
過敏性腸症候群は生命を脅かす病気ではありませんが、生活の質に大きな影響を与える可能性があります。適切な管理と治療により、多くの患者さんが症状の改善を経験しています。
機能性ディスペプシアは、胃の痛みや胃もたれなど、上腹部の不快感や痛みを特徴とする消化器疾患です。
明確な原因は特定されていませんが、胃の運動機能障害・内臓知覚過敏、心理的要因(ストレスなど)、胃酸分泌の異常などが要因として関与していると考えられています。
機能性ディスペプシアは、以下のような症状がみられます。